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法人向けの活用法とメリット・デメリットを解説
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​​Visa e ギフトとは?法人向けの活用法とメリッ ト・デメリットを解説

インコム・ジャパン株式会社 |

Visa e ギフトは企業の福利厚生や販促施策で注目を集めているギフトコードです。
物理カード(ギフトカード)と違い、メールやSNSなどで簡単に相手へ贈ることができる手軽さと、オンライン Visa 加盟店であれば国内外で利用することができるという汎用性から、多くの企業が導入を進めています。※一部制限がされている国があります
本記事では、Visa e ギフトの仕組み・メリット・注意点、実際の活用手順までをわかりやすく解説します。

Visa eギフトとは?

Visa eギフトは「Visaのカード番号」をお届けするコードタイプのVisaデジタルギフトです。専用サイトでコードを入力するとVisaのカード番号が表示され、オンラインVisa加盟店ECサイトの決済手段としてクレジットカードと同じように利用することができます。

受け取り手はオンラインVisa加盟店であれば利用先を限定せず自由に使えるため、「相手の好みが分からない」「居住地に関わらず汎用的に利用できるギフトがいい」といった場合に重宝されるのが大きな特徴です。

Visa eギフトのメリット

Visa eギフトは汎用性・利便性・コスト効率の高さから、多くの企業にキャンペーン景品や福利厚生などの報奨品として採用されています。ここでは代表的なメリットを詳しくご紹介します。

簡単に送付ができる

Visa eギフトはオンライン上で注文し、受け取り手へメールなどで簡単に贈ることが可能です。物理的なカードや郵送の手間が不要なため、急な謝礼やキャンペーンの景品配布にも柔軟に対応可能です。時間や場所に縛られず、必要なタイミングでスピーディに提供できる点は、大きな利便性とコスト削減につながります。

高い顧客(受け取り手)満足度

Visa eギフトは、オンラインVisa加盟店で利用できるという高い汎用性から、利用先が限定されがちな他のギフトコードと違い、受け取り手の好みやライフスタイルによる価値観の差が生まれにくいため顧客(受け取り手)満足度が高い点が大きな魅力です。

■利用可能な主なオンラインショップ例(2025年7月現在)

  • Amazon.co.jp
  • 楽天市場
  • Yahoo!ショッピング
  • App Store & iTunes
  • メルカリ
  • ヨドバシカメラ
  • ZOZOTOWN
  • Qoo10
  • ニトリ

※上記は一例です。オンライン Visa加盟店でもサイトによっては利用できない場合があります。すべてのECサイトで使用できるわけではありませんのでご注意ください。

柔軟な金額を設定できる

Visa eギフトは500円〜10万円の価格帯から1円単位で注文することが可能です。少額に設定すればアンケート謝礼や小規模キャンペーンに、高額にすれば大型プロモーションやインセンティブ(営業表彰・勤続周年記念など)などにも対応できます。目的と予算に合わせて適切な額面を選べるため、無駄なコストを抑えながら施策の規模感にフィットさせられる点が大きな魅力です。

オンラインで手軽に利用できる

Visa eギフトは、個人情報の入力や事前審査、アプリのダウンロード、サービス登録が一切不要です。スマートフォンや PCとインターネット環境さえあれば誰でもすぐに利用できるため、登録時の情報漏えいや煩雑な設定に伴う不安・手間を感じずに済みます。受け取り手はストレスなく利用することができるため、贈る側も安心して配布できます。

Visa eギフトの注意点

Visa eギフトには多くの利点がある一方で、事前に把握しておきたい注意点もいくつか存在します。あらかじめ理解しておけば、導入・配布をよりスムーズに進められます。

実店舗の店頭(レジ)では使えない

Visa eギフトはオンライン Visa加盟店専用です。オンラインVisa加盟店であれば国内外のECサイトで利用することができますが、実店舗(オフライン店舗)のレジでは利用することができません。

サブスク利用料の決済には使えない

Visa eギフトは残高が固定された使い切りタイプの商品となっているため、NetflixやSpotifyなどの月額課金サービスの決済には利用できません。

残高を使い切るのが難しい

Visa eギフトはチャージ式ではなく使い切りタイプです。残高をうまく使い切りたい場合は、ECサイトのポイントを併用し不足金額を Visa eギフトで支払うなどの工夫が必要です。

有効期限がある

有効期限は基本は5ヶ月後の月末 までです。有効期限を過ぎてしまうと残高は失効し、再発行もできません。配布時には必ず有効期限を明示し、早めの利用を促しましょう。なお、物理タイプである Visa ギフトカードは有効期限が異なりますので混同に注意してください。

Visa eギフトの使い方

Visa eギフトの使い方

Visa eギフトを受け取ったあと、実際に決済に利用するまでの手順は4Stepだけです。ここでは代表的な流れを紹介します。

カード情報の取得

  1. Step1. 専用サイトにアクセスする
    • ※URL タイプを受け取った方はアクセスいただくとStep4の画面が表示されますのでそのままご確認ください。
  2. Step2. 画面の案内に従いギフトコードと携帯電話番号を入力
  3. Step3.(初回のみ)携帯電話番号にパスワードが届くので、専用サイトに入力
  4. Step4. 画面に表示された Visa のカード番号・有効期限・セキュリティコードを確認

これでオンライン決済に必要な情報がそろいます。

オンラインでの決済

  1. Step1. EC サイトで商品を選び、支払い方法でクレジットカードを選択
  2. Step2. 確認した Visaのカード番号・有効期限・セキュリティコードを入力
  3. Step3. カード名義人の記入欄がある場合には「GIFTCARD HOLDER」と入力
    • 姓と名に分かれている場合は、姓:GIFTCARD 名:HOLDER と入力
    • Visa eギフトは名義を個別に登録する仕様ではないため、実名を入力する必要はありません。
      ※支払回数は必ず「1回」を選択してください。

ギフトコードの残高確認

  1. Step1. 初回以降は、1の手順に従い専用サイトにアクセスしてギフトコードを入力し、表示される残高と利用履歴を確認する
    • ※URL タイプの場合は、受け取った URL をタップすると残高が表示されているページに遷移します
  2. Step2.購入前に残高が十分かをチェックする

Visa eギフトは使い切りタイプのため、残高を超える決済はできません。

企業での購入・配布手順

企業での購入・配布手順

企業で Visa eギフトを活用する場合は、個人向けサイトではなく法人専用サービスを利用すると、大量購入、一括管理、配送代行といった発注業務や配送業務などの負荷を軽減させることが可能です。ここでは代表例として Kiigo for B2B をご紹介いたします。

法人向けサービスを選定する

Kiigo for B2Bなどの法人専用プラットフォームでは、発注から配布までの担当者負荷を軽減する各種オプションが用意されています。Kiigo for B2Bでは次のような機能をご利用いただけます。

  • 大量購入への対応
    まとまった数量を一括発注可能。
  • CSV での一括納品管理。
    コード番号・金額・有効期限などを一覧で記載した CSVファイルで納品。データとして納品するので管理なども簡単。
  • 配送代行サービス(オプション)
    メールでの配信代行に対応。配信リストと案内文をご準備いただくだけなので配布工数負荷の軽減が可能。
  • クリエイティブパッケージの提供
    ロゴ・券面画像・ガイドラインなどの共有が可能。
    ※クリエイティブパッケージのご提供可能タイミングは商品によって異なります。

購入から配布までの流れ

企業が Visa eギフトを実際に購入し、従業員や顧客に配布するまでの具体的な流れは以下の通りです。

1. 企画・予算策定

キャンペーンや福利厚生の目的を明確にし、必要数量と単価を決定します。Visa eギフトは500円〜10万円を1円単位で設定できるため、アンケート謝礼なら 500〜1,000円、誕生日ギフトなら 3,000〜5,000円、営業報奨なら1万円以上など、用途に応じて柔軟に調整できます。

2. 見積依頼・審査申請

Kiigo for B2Bへ問い合わせ or 見積依頼

  • 案件審査(キャンペーン内容・配布対象・数量など)
  • クリエイティブ審査(告知バナー、LP、メール文面など)

を申請します。発行元ブランドの承認が下り次第、正式発注へ進みます。

3. 入金確認とコード納品

発注確定後、請求書に従って指定口座へ入金します。入金確認後、通常3営業日以内にCSV形式でギフトコードが納品されます。ファイルにはコード番号・金額・有効期限が含まれます。

4. 配布実施

納品されたコードをメール、SMS、社内ポータル、専用アプリなどから対象者へ配布します。利用方法、有効期限、注意事項などを必ず併記し、受け取り手側に分かりやすく案内してください。

まとめ

Visa e ギフトは「汎用性」と「柔軟性」を両立したギフトコードです。500円から10万円まで1円単位で金額を設定できるため、アンケート謝礼の500円から営業表彰の高額インセンティブまで、施策や予算に応じて柔軟に活用できます。
さらに、受け取り手は国内外のオンラインVisa加盟店で利用ができるため、好みやライフスタイルを問わず高い満足度を得られます。

一方で、実店舗レジで使えない、サブスク決済などの継続課金の支払いには対応しない、残高の端数処理が必要、有効期限などの注意点もあります。導入前に注意点を共有し、利用方法・期限を明確に案内することでトラブルを防止できます。

企業で導入する場合は、Kiigo for B2Bのような法人専用サービスを利用すると、見積依頼からブランド審査・大量発注・CSV 納品・配送代行までをワンストップで管理できます。

  • 企画・予算策定 → 見積・審査申請 → 入金・コード納品 → 配布 という流れで進むため、社内フローに合わせてスケジュールを組みやすいのが特長です。
  • 福利厚生やキャンペーンの工数削減 と 従業員・顧客満足度の向上を同時にかなえる手段として、Visa eギフトの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

お気軽にお問い合わせ・お見積り依頼をお待ちしております。