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デジタルギフト

デジタルギフトの種類と選び方|ギフト券型・ポイント型・商品交換型・配送型・デジタルコンテンツ型の違いを解説

インコム・ジャパン株式会社
インコム・ジャパン株式会社

 

デジタルギフトは、販促キャンペーンやアンケート謝礼、従業員向け表彰、福利厚生、記念品など、さまざまなシーンで活用されています。
しかし一口にデジタルギフトといっても、AmazonギフトカードやVisa eギフトのような「ギフト券型」、PayPayポイントなどの「ポイント型」、カタログギフト形式の「商品交換型」など複数の種類があり、それぞれ利用先や使い勝手が異なります。

そのため、「知名度が高いから」「人気があるから」という理由だけで選ぶと、受け取り手が使いにくかったり、施策の目的と合わなかったりすることがあります。
重要なのは、配布対象者の属性や利用シーン、運用方法に合わせて最適なタイプを選ぶことです。

本記事では、デジタルギフトを「ギフト券型」「ポイント・電子マネー型」「商品交換型」「配送型」「デジタルコンテンツ型」の5つに分類し、それぞれの特徴や違いをわかりやすく解説します。
さらに、キャンペーン・社員表彰・福利厚生・周年記念などのシーン別の選び方や、法人が導入前に確認しておきたいポイントについても紹介します。

どのデジタルギフトを選ぶべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

デジタルギフトとは?基本的な仕組みと5つのタイプ

デジタルギフトとは、コードやURLなどのデジタルデータとして発行・受け渡しができるギフトの総称です。
多くのデジタルギフトは、メールやSNSなどを通じてスピーディーに配布でき、紙の券面や物理配送を前提としないため、運用負荷を抑えやすいのが特徴です。

一方で、実物配送を伴うタイプや、サービス登録が必要なタイプもあるため、「デジタルギフト=すべて完全オンライン完結」とは限りません。
デジタルギフトには主に以下の5つのタイプがあります。
それぞれの違いを最初に把握しておくことで、目的に合った選択ができます。

タイプ

代表例

利用先(交換先)

特徴

ギフト券型

Amazonギフトカードのコード
Visa eギフト
Visaギフトカード
楽天ポイントギフトコード

特定EC、オンラインVisa加盟店、実店舗Visa加盟店、楽天系サービス・加盟店など

汎用性が高く受け取り手が自由に使える

ポイント型

Pontaポイント
dポイント
PayPayポイント

各サービスの加盟店・アプリ内

日常利用との親和性が高い

商品交換型

デジタルカタログギフト各種

掲載商品ラインナップ内

選ぶ体験そのものが贈り物になる

配送型

デジタル申込→実物配送

配送対応エリア内の実物商品

手元に残るリアルな体験価値

デジタルコンテンツ型

Netflixギフトカード
U-NEXTギフトコード
Spotifyギフトカード
Apple Gift Card など

各サービスのコンテンツ内

即時利用可・コンテンツ好きの層に刺さりやすい


次章では各タイプの特徴と向いているシーンをくわしく解説します。

なお、法人ギフトとして特に比較対象になりやすいのは、ギフト券型・ポイント型・商品交換型・配送型です。
デジタルコンテンツ型は、趣味や利用サービスが明確な相手には刺さりやすい一方、不特定多数向けでは利用先が限定されやすい点に注意が必要です。

【ギフト券型】汎用性が高く利用先の広さが特徴

ギフト券型は、特定の金額をコードやURLとして発行し、受け取り手が自分の好きなタイミングで利用できるタイプです。
デジタルギフトの中でも利用先(交換先)の広さが強みになりやすいタイプです。

主な種類と利用先(交換先)の違い

ギフト券型のなかでも、利用先はブランドによって大きく異なります。
法人ギフトで採用されることが多い主要ブランドを以下に整理します。

・ Amazonギフトカードのコード
利用先はAmazon.co.jp。
幅広い商品カテゴリから選べる汎用性と、有効期限10年の長さが特徴。
Amazonヘビーユーザーには喜ばれやすいが、利用しない層には響きにくい点に注意。

・ 楽天ポイントギフトコード
楽天会員アカウントで受け取り、楽天キャッシュとして利用するタイプ。
楽天市場などの楽天系サービスに加え、楽天ペイアプリ加盟店などでも利用可能。
利用には楽天会員登録が必要。

・ Visa eギフト(オンライン専用)
利用先はオンラインのVisa加盟店。
特定の1サービスに依存しにくく、メールやURLで配布しやすい点が特徴。

 ・Visaギフトカード(オンライン+実店舗)
オンラインに加え、Visa加盟の実店舗でも利用できるタイプがある。
利用範囲は広い一方、有効期限や申込条件は提供元・商品仕様によって異なるため、導入前に個別確認が必要。

特定のECサービスを使わない層も含めて幅広く配布したい場合は、利用先の広さを重視して選ぶことが重要です。
一方で、Amazonや楽天のように利用シーンが明確なギフトは、日常的にそのサービスを使う相手には高い実用性があります。

ギフト券型が向いているシーン

・ 不特定多数へのキャンペーン配布
・アンケート謝礼
・ 好みや属性が分からない相手への法人ギフト
・ メールやURLで配布しやすいインセンティブ施策
・ 社員表彰・記念品など、自由度を残したいギフト施策

【ポイント・電子マネー型】日常利用との親和性が強み

ポイント・電子マネー型は、特定のサービスが発行するポイントや残高を付与するタイプです。
Pontaポイントやdポイントのようなポイントプログラムのほか、PayPayのような電子マネーサービスも含まれます。

利用先・交換先の特性と注意点

このタイプの利用先は、各サービスのシステム内に限定されます。
Pontaポイントであれば提携加盟店、PayPay ポイントであればPayPay加盟店やPayPay関連サービスが利用先となり、ギフト券型のように横断的に使える汎用性はありません。

また、そのサービスのアカウントを受け取り手が保有していることが前提になるため、アカウント未保有者には利用ハードルが生じます。
配布対象者の属性を把握したうえで選ぶことが重要です。

ポイント・電子マネー型が向いているシーン

・ 特定のユーザー属性(会員・顧客)に絞った販促施策
・ 自社サービスや提携サービスの利用促進
・リピート促進
・ EC・アプリ内での再消費を狙ったインセンティブ設計

受け取り手がアカウントを保有していない場合、ポイントの受け取り/利用ができないケースがあります。
配布前に対象者の利用状況を確認することを推奨します。

【商品交換型】選ぶ体験そのものが贈り物になる

商品交換型は、カタログギフトのデジタル版です。受け取り手がURLにアクセスし、掲載されている商品ラインナップの中から好きなものを選んで申し込む形式です。

交換先(掲載商品)の質がそのまま価値になる

このタイプにおける「交換先」の概念は、掲載商品のラインナップです。
食品・体験・インテリア・美容品など、幅広いカテゴリが揃っているほど受け取り手の満足度は高まります。

一方で、「欲しい商品がない」という不満が生じるリスクも存在するため、ラインナップの質と幅は選定時の重要な基準になります。
また、選ぶ行為そのものに楽しみがあるため、贈答感・特別感を演出したいシーンに向いています。

商品交換型が向いているシーン

・ 慶事
・お祝い
・記念日など贈答感を重視する場面
・ 周年記念
・表彰など特別感を演出したいシーン
・ 受け取り手の好みが分からないが、モノとして渡したい場合

なお、商品交換型の交換先(選べる商品ラインナップ)はサービスによって大きく異なります。
選定時はラインナップの幅・更新頻度・在庫状況も合わせて確認することを推奨します。

【配送型】実物が届くリアルな体験価値

配送型は、デジタルで申し込みや住所登録を行い、実物の商品が後日配送されるタイプです。
デジタルで完結する利便性を持ちながら、実物が手元に届く体験価値を提供できる点が特徴です。
オンライン完結型とは異なる存在感を演出できる点が魅力です。

交換先・選択肢と制約

このタイプの交換先は、サービスが用意する配送可能な実物商品に限られます。
ギフト券型のように受け取り手が自由に使い道を選べるわけではなく、掲載商品の中から選択する点は商品交換型と共通しています。
加えて、配送エリアの制限(海外不可のケースが多い)や、申し込みから受け取りまでのリードタイムが発生する点も考慮が必要です。
受け取り手の住所情報が必要になるケースもあるため、個人情報の取り扱いフローを事前に整備しておくことが望ましいです。

配送型が向いているシーン

・ 記念品
・周年品として手元に残るものを贈りたい場合 ・ 体験価値
・モノの存在感を重視する贈答シーン
・ 住所を把握している顧客
・会員/社員への配布
・ 国内配布に限定されるが、実物のクオリティで印象を残したい場合

【デジタルコンテンツ型】特定の趣味・利用習慣に合う特化型ギフト

デジタルコンテンツ型は、電子書籍・動画配信・音楽配信などのデジタルサービスの利用権やポイントを贈るタイプです。
商品の配送も在庫も不要で、受け取り手がURLやコードを受け取った直後から利用できる即時性が特徴です。

主な交換先と利用イメージ

例えば、Netflixはギフトカード、U-NEXTはU-NEXTカード・ギフトコード、Spotifyはギフトカードを案内しています。
Apple系はApple Music単独のギフトカードというより、Apple Gift CardでApple Musicを含む各種Appleサービスや製品購入に利用する形です。
ギフト券型のように幅広い交換先があるわけではなく、受け取り手がそのサービスを日常的に使っていることが利用の前提になります。

デジタルコンテンツ型が向いているシーン

・ 読書/映画/音楽など特定の趣味嗜好が明確な層へのギフト
・ 若年層/デジタルネイティブ世代向けの施策 ・ サービス利用促進・体験促進を目的とした販促

不特定多数向けでは使える相手が限られやすいため、趣味や利用サービスが想定できる相手への配布に向いています。

シーン別|どのタイプが向いているか早見表

シーン

向いているタイプ

理由

不特定多数へのキャンペーン配布

ギフト券型

利用先の汎用性が高く、配布設計がしやすい

社員表彰・報奨インセンティブ

ギフト券型・商品交換型

特別感と自由度を両立できる

創立・周年記念

商品交換型・配送型・ギフト券型

特別感や記念性を設計しやすい

EC・アプリのリピート促進

ポイント型

エコシステム内での再利用を促進しやすい

慶事・記念日のギフト

商品交換型・配送型

選ぶ体験・実物による贈答感を演出できる

特定の趣味・嗜好が明確な層へ

デジタルコンテンツ型

刺さる体験価値を提供でき、コンテンツ利用を促進しやすい

法人がデジタルギフトを選ぶときの3つのポイント

法人がデジタルギフトを選ぶ際には、受け取り手の満足度だけでなく、運用負荷や制度設計との相性も考慮する必要があります。
以下の3点を軸に比較・検討することをおすすめします。

① 利用先(交換先)の汎用性

デジタルギフトの利用先(交換先)が受け取り手の属性やライフスタイルに合っているかを確認します。
特定のECやサービスに依存しすぎると、使えない層が生じ満足度が下がります。
不特定多数向けなら利用先の広さ、既存会員向けなら親和性の高さ、というように、配布対象に合わせて選ぶことが重要です。

② 配布・運用コスト

同じデジタルギフトでも、URLを開いて使えるもの、コード入力が必要なもの、アプリ登録が必要なもの、住所登録を伴うものなど、受け取りフローはさまざまです。
配布数が多いほど、受け取り方法の分かりやすさや問い合わせ対応負荷が成果に影響します。
そのため、発行単位、最低申込条件、納品までの流れ、受け取り時の初期設定の有無などを事前に確認しておくことが大切です。

③ カスタマイズ性(ブランディング効果)

表彰、周年、キャンペーン、福利厚生では、求められるギフト体験が異なります。
実用性を重視するならギフト券型、特別感を重視するなら商品交換型や配送型、継続利用を促すならポイント型、というように、施策の目的とギフト体験を揃えることが成果につながります。

交換先・利用先を確認するときの注意点

デジタルギフトの受け取り・交換の基本フロー

デジタルギフトの受け取り方は、一般的に以下の流れです。

1. メール・SNS・キャンペーン画面などでURLまたはコードを受け取る
2. 必要に応じてログイン、コード入力、商品選択、住所登録などを行う
3. ECサイト・実店舗・対象サービス内で利用する、または商品を受け取る

ただし、実際の受け取り方式はブランドやサービスごとに異なります。
URLを開いてすぐ使えるものもあれば、会員登録やアプリ設定が必要なものもあります。
法人が大量配布する際は、受け取り手のデジタルリテラシーに合わせた方式を選ぶことが満足度向上につながります。
デジタルギフトを選ぶ際、受け取り方式の確認と同時に、以下の点も必ずチェックしておくことを推奨します。

有効期限の長短

有効期限が短すぎると、受け取り手が使い損ねるリスクがあります。
例えば、Visa eギフトの場合は Kiigo for B2B の案内では発行日から5か月後の月末が有効期限のため、配布タイミングと受け取り手の利用スケジュールを考慮する必要があります。
一方、 Amazon.co.jpのギフトカードは発行日から10年です。
また、Visaギフトカードのように提供元や申込時期によって条件が異なる商品もあります。

利用可能デバイス・地域の制限

海外在住者や海外駐在員への配布を想定する場合、海外でも利用可能かどうかを事前に確認します。
例えば、Visaブランド自体は200を超える国と地域で展開されていますが、実際のギフト商品の利用可否は個別仕様や加盟店側の対応によって変わるため、海外配布を想定する場合は事前確認が必要です。

残高の分割利用・合算の可否

複数回に分けて使えるか、複数枚を合算できるかは、少額ギフトを大量配布する場合に特に重要な確認事項です。
受け取り手のUXに直結するため、利用規約や仕様を事前に把握しておきましょう。

特定サービスへの依存リスク

ポイント型や特定EC型は、サービスの仕様変更や終了によって利用条件が変わるリスクがあります。
長期的な制度設計に組み込む場合は、利用先の広さと対象者の利用習慣をあわせて確認することが大切です。

よくある質問(FAQ)

Q. デジタルギフトとギフト券の違いは何ですか?

A. ギフト券は紙券やカード型も含む概念ですが、デジタルギフトはコードやURLなどデジタルデータとして発行・受け渡しできるギフト全般を指します。
その中に、AmazonギフトカードやVisa eギフトのような「ギフト券型」も含まれます。

Q. デジタルギフトはどこで使えますか?

A. 利用先は種類によって異なります。
Amazonギフトカードのコード はAmazon.co.jp内、楽天ポイントギフトコード は楽天会員で受け取り後に楽天キャッシュとして利用、Visa eギフトはオンラインのVisa加盟店、ポイント型は各サービスの加盟店・アプリ内、商品交換型は掲載商品ラインナップ内で使われます。

Q. デジタルギフトは法人でも購入できますか?

A. はい、法人向けに発注できるサービスがあります。
申込条件や最低金額、納品フローはサービスごとに異なるため、用途に応じて確認すると安心です。

Q. デジタルギフトの有効期限はどのくらいですか?

A. 商品によって異なります。
例えば、Amazon.co.jpのギフトカードは発行日から10年、Kiigo for B2BのVisa eギフトは発行日から5か月後の月末までです。
また、Visaギフトカードのように提供元や申込時期によって条件が異なる商品もあります。

Q. デジタルギフトを大量に配布するにはどうすればいいですか?

A. 法人向けのデジタルギフトサービスを活用するのが一般的です。
大量配布を想定する場合は、最低申込条件、納品方法、受け取り方式、問い合わせ対応の考え方を事前に確認しておくとスムーズです。

Q. デジタルギフトはオリジナルデザインにカスタマイズできますか?

対応しているサービスもあります。
Visa eギフトでは、企業ロゴ・周年ロゴ・キャンペーンテーマなどを印刷したオリジナルデザインのカード発行や、受け取り手が残高を確認する際のページにブランドカラーやメッセージを表示するカスタマイズが可能です。
周年記念や社員表彰のギフトにカスタマイズを加えることで、受け取った瞬間に特別感が伝わるギフト体験を設計できます。

Q. 受け取り手が使いやすいデジタルギフトはどれですか?

A. 配布対象によって異なります。
不特定多数向けなら利用先の広いギフト券型、既存会員向けならポイント型、特別感を重視するなら商品交換型・配送型、趣味嗜好が明確ならデジタルコンテンツ型が選びやすい傾向があります。

まとめ

デジタルギフトは、ギフト券型・ポイント型・商品交換型・配送型・デジタルコンテンツ型の5タイプに整理できます。
重要なのは、「どのタイプが優れているか」ではなく、「誰に・何の目的で・どのように配布するか」に合っているかです。
不特定多数への配布や使いやすさを重視するならギフト券型、継続利用を促したいならポイント型、贈答感を重視するなら商品交換型や配送型、趣味嗜好に合わせるならデジタルコンテンツ型が比較しやすい選択肢になります。

まずは、自社の配布シーン、対象者の属性、利用先の広さ、受け取り方式、運用負荷を整理したうえで、最適なデジタルギフトを選ぶことが大切です。

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